つくしっ子通信

2025年度11月すくわくプログラムレポート「秋になるとなぜ葉っぱの色が変わるの」

実施内容

 

緑の葉っぱをちぎり、葉の色をエタノールで取り
出し、色の変化を観察する

プログラミングで葉っぱの色が変わる様子を
体験する

ブラックライトを使用して、クロロフィルが光る
様子 を見る

葉っぱをテーマに絵を描き、プログラミングで表
現する

 

☆ねらい

   

葉っぱをちぎり、色素を取り出す観察を通して、自然へ
の興味や探究心、科学的に確かめる姿勢を育む。

プログラミングで葉っぱの色が変わる様子を表現する中
で、論理的思考力や試行錯誤する粘り強さを伸ばす。

ブラックライトでクロロフィルが光る様子を見ること
で、「なぜ?」と問い、気づく力や観察力を育む。

葉っぱをテーマに絵を描き、動きをつけて表現すること
で、創造力や自己表現力を伸ばす

 

 

☆葉の色を取り出し、色の変化を観察しました!

   

葉っぱをちぎってエタノールにつけることで、葉っぱの中にある緑の色を取り出しました。
エタノールの色がだんだん緑になっていくと、子どもたちからは「緑になってきた!」「色
がどんどん変わっていくね!」と、目を輝かせる声があがりました。
続いて、キッチンペーパーを使って、取り出した緑の色が少しずつ黄色へと変わっていく様
子を観察しました。
キッチンペーパーが薄く、ゆっくりと黄色くなっていく変化を観察すると
「黄緑になってきた!」「黄色が出てきたね!」と色が変わる様子を楽しんでいました!

普段葉っぱが緑色に見えるのは、太陽の光を浴びて、
緑色のクロロフィルがとても元気に働き、
表に見えているからです。
ところが、秋になって寒くなってくるとクロロフィル
の働きが弱くなり、少しずつなくなっていきます。
するとそれまで緑の下に隠れていた黄色が姿を見せ、
葉っぱが黄色く色づいて見える=紅葉するのです。